バニラの映画感想

観た映画について言いたいことがあるときに書きます

ホラー以外の映画

ロボコップ(2014年製作の映画)

(画像引用元:映画.com様) 登場人物の名前こそ同じだが同じ内容ではないため「ああいう境遇に置かれたもう1人の警官とその家族の物語」くらいに考えると丁度いい。そつなくまとまってはいるし、旧作より「主人公の家族」「大企業の商品開発の裏側(中間管…

ゴシカ(2003年製作の映画)

(画像引用元:映画.com様) それなりに知名度がある作品だと思うが、知名度の理由がよくわからない映画だった。ゴシカというタイトルから、企画としては「オカルト系の正統派ゴシックホラー」ですよ!として売り込んだのだろうが、作り手は明らかに「女性主…

ノーウェア:漂流(2023年製作の映画)

以下ネタバレあります 特にサバイバル技術を知ってるわけでもない、軍事政権に追われて国を脱出しなければならないような状況を深く考えたこともない人が、なんとなくのイメージと面白さ優先で考え付いたアイディア満載映画というかんじ。100歩譲って主人公…

マリグナント 狂暴な悪夢(2021年製作の映画)

以下ネタバレあります まずジャンルとしてはホラーではない。死から蘇った異形が自分を殺した相手に復讐する、強いて言うならホラー風味の強いスリラーアクション映画。そんな内容にもかかわらずホラーと喧伝した配給会社の意図は測りかねるが、制作者は本作…

ディラン・ドッグ デッド・オブ・ナイト(2010年製作の映画)

イタリア発の有名コミックス「Dylan Dog」の実写版。初の実写化ではなく、デモンズ95(Dellamorte Dellamore)に続く2回目の実写化になるのかなと思う。原作コミックスにおける主人公の外見は「デモンズ95」でフランチェスコを演じたルパート・エヴェレット…

ウインド・リバー(2017年製作の映画)

厳しい積雪地帯の鬱屈とした雰囲気とそこに生きるネイティブアメリカンの人々の暗い実態の見せ方はかなり衝撃的で良かったが、ベースとなる物語はそれこそ西部劇あたりからあるような「娘を殺された父親の追跡&復讐劇」。最後の制裁に至ってはコテコテのや…

海底47m(2017年製作の映画)

伏せるけど、とある脚本上の手法をわりと大胆に採用しているため、鑑賞後に賛否が割れるのは間違いない。とはいえ物語の骨組みも起伏もしっかりしているし、破綻もしていないと思えるので個人的には賛。主人公姉妹の互いに対する素直な愛情の描き方も個人的…

グリーンブック(2018年製作の映画)

全方面に「配慮」が行き届いたいかにも現代風の作風なので(面白い面白くないはさておき、これを観た後嫌な気分になる人は少ないだろう)それほど映画の好みがわからない人と上品に鑑賞して食事にでも行きましょうか、というようなときには重宝するタイプの…

ハイランダー/悪魔の戦士(1986年製作の映画)

観たことあるぞこの独特のマンガっぽい雰囲気…と思ったら「ゴッドアーミー」のグレゴリー・ワイデン(脚本)で超納得。これはねー厨二まっさかりの時に観るべき映画w。露骨にぼくのかんがえたさいきょうの○○的なとこある。でもモブキャラ一人一人さえもきち…

コンテイジョン(2011年製作の映画)

以下ネタバレあります 風邪が流行る季節に啓蒙兼ねてTVで流すにはぴったりの映画じゃないでしょうか。目を背けるような陰惨な描写もほとんどないし。ただ淡々と登場人物たちを追っていくドキュメンタリー的な作風&登場人物たちはみな「誰かのために」大な…

聖なる鹿殺し キリング・オブ・ア・セイクリッド・ディア(2017年製作の映画)

噂に違わぬ胸糞映画で感動した(褒め言葉)。とりあえず家族や恋人と観る映画では100%ないし、人間(特に家族)に不信感を持っている人はそういう部分を助長されるかもしれないので、観る年齢や状況やタイミングは物凄く選ぶと思う。特にティーンエイジャー…

バンブルビー(2018年製作の映画)

マイケル・ベイのトランスフォーマーシリーズが高校生~大学生(男子)をターゲットにしているとすると、こちらは小中学生(男女)をターゲットにしているかんじ。 ロボのアクション、特にCGのレベルは相変わらず高く、ベイのシリーズと比べても遜色はない…